オットブログ / 医療

炎症

どうも!二日続いてオットです!
昨日のブログでも書いていますが今回は「炎症」についてお話したいと思います!

難しいお話は苦手ワン・・・

そんなあからさまに嫌な顔しない・・・

だ・・・大丈夫ワン!
頑張って聞くワン!

炎症

皆様も「炎症」と言う言葉はきっと一度は聞いたことがあるのではないかなと思います。

では炎症とはどんな状態なのでしょうか?

炎症の5徴

医療界にはこういう言葉があります。

この5徴は次の5つです。

  1. 発赤
  2. 熱感
  3. 腫脹
  4. 疼痛
  5. 機能障害

「え?何?」と思われた方に骨折を例にご説明します!

あなたは、自転車の運転中に操作を誤って転倒し右腕を受傷しました。

右腕を見ると肘の当たりが赤く・腫れあがっています(発赤・腫脹)。触ってみると少し熱い感じがします(熱感)。動かそうとしましたがとても痛くて動かせません(疼痛・機能障害)。病院に受診すると右腕が骨折していました。

こんな感じです(;’∀’)

炎症が起きると上記の5つの症状が現れますが、5の機能障害はないこともあります。(これを炎症の4徴と言います)

ではどんな時に炎症が起きるのでしょうか・・・?

簡単に言うと〇〇炎と言うような病気はすべて炎症が起きていると思って間違いありません。

「そんなのいっぱいあるんじゃ・・・?」

その通りです!結構身近にあるもんですね(^^)

口内炎・咽頭炎・副鼻腔炎(蓄膿症)…etc

たくさんあります!

では炎症はなぜ起こるのでしょうか?

ここは少し難しいお話になるかもしれませんがもう少しお付き合いを…(;’∀’)

人の体に何らかの障害(外傷や細菌・ウイルスの侵入)が起こると、体は正常に戻そうと(外傷なら傷を保護・ウイルスなら外に追い出したりやっつけようとする)その障害が起きた部分に血液を送り込みます。血液はその部分に集中して流れていくので血管が大きくなり、血流量も上がります。この過程で発赤や腫脹・熱感が起こります。このまま障害が治れば大きな痛みもなく経過しますが腫脹がひどくなると神経系を刺激して痛みを伴います。

簡単に言うとこのような感じです。

因みに炎症を起こすのは体の細胞です。

細胞は炎症を起こすと壊れてしまい、大抵の場合死滅することになりますが、人は細胞分裂を繰り返すので、新たな細胞がその部分に置き換えられ、人の体は正常に保たれています。

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では炎症は何度も起きても大丈夫なのか・・・?

基本的には大丈夫です。もちろん炎症が起きる部位によっては重篤な後遺症や最悪の場合死んでしまうこともあるので、一概には大丈夫とは言えませんが、大抵の炎症は何度起きても体が炎症を治し新しい細胞に置き換えてくれます。

ここで前回の医師の台詞になります。

炎症は治まらず、恐らく近いうちに癌になっていたと思います。

これはどういう事なんでしょう・・・?

実は炎症と癌は密接に関係しています。

癌と言うのは人間の各部位が細胞分裂の中で発生したエラーを起こした細胞(失敗作)が異常増殖をして起こる病気です。小さながん細胞であれば、体の免疫反応でやっつけることも可能ですが、免疫機能が低下していたり、癌の増殖が著しい場合は間に合わず癌を発症してしまいます。このがん細胞は生成される確率も高くはありません(個人差があります)。

察しのいい方はお気づきかもしれませんが・・・。

そうです!炎症を繰り返すと、もちろん細胞分裂を繰り返すことになります。また炎症も何回も起こすと発生頻度の低い癌細胞も発生しやすくなります(数打てば当たるみたいな・・・)。

なので炎症疾患をお持ちの方は、病気のない方に比べて格段と癌の発生率が上がってしまうのです。

例えばこんなことを聞いたことがありませんか・・・?

「ピロリ菌が胃の中にいると癌になる」

これは厳密に言うと違います。

ピロリ菌がいることで癌になるのではなく、ピロリ菌が胃を荒らす(胃炎)ことによって癌の発生率が上がるのです。

なのでたかが炎症、されど炎症なんです。

健康的な生活を送ると言うのは、以下に体の中の炎症を抑えることが出来るかで決まると言っても過言ではありません。

皆さんも炎症には十分気を付けてくださいね!

それでは今回はこの辺で!

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投稿者

nursefufu.0506@gmail.com

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2020年11月5日