労働組合
どうもオットです!
今日は題名の通りです!
早速行きましょう!
労働組合の有無
皆さんの職場には労働組合はありますか?
「いや・・・普通あるでしょ?」
と思われた方。基本的には労働組合は企業ごとにあるところがほとんどです。
ですが!労働組合がないところもあります。
特に中小企業では労働組合がないところは結構あります。
また労働組合を作ってはいけないと法律で禁止(厳密には禁止ではなく団結権が認められていないため作る意味がない)されている職業もありますそれが…
- 自衛隊員
- 警察職員
- 海上保安庁職員
- 刑事施設職員
以上の4つです。要は治安維持に伴う職業に関しては団結権の行使が許されていません。
ではこの団結権とは?
団結権
団結権とは憲法と労働組合法で定められている労働者の権利のことで、わかりやすく言うと労働者が労働環境や条件の維持・改善を求めて活動するときに労働者同士で団結してもいいよと言う権利のことです。
この団結権の下で労働者が団結してできた団体を労働組合と言います。
ではこの労働組合があるとどのようなメリットがあるのでしょうか
労働組合のメリット
上記でも上げたとおりですが労働組合の大きな役割は「労働者の労働条件の維持・向上にための交渉と行動」です。(これが団体交渉権と団体行動権)
主に…
- 賃金の改善
- 労働環境の改善
- 福利厚生の充実
- ストライキ権の行使 etc.
です。
このように労働者一人では実行できないような交渉を労働者を代表して行っています。
その結果給料のベースアップ(ベアと一般的には言われているみたいです)などが実現したりもします。
これが大きなメリットとなります。
労働組合のデメリット
ではデメリットはなんでしょうか?
一番は労働組合費がかかることです
企業の労働組合は組合の活動資金として組合員に対して毎月一定の組合費の支払いを義務付けています。
基本的には給料より天引きされています。
また基本的には労働組合の入会は労働者の自由となりますが、企業によっては労働組合に入会する事を雇用条件としている企業もあります。
こう言った労働者に対しても一定の負担があると言う事が組合のデメリットと言えます。
ただし上記のような交渉をしっかりと行っていさえすればデメリットも気にならなくはなります。
しかし!世の中そんなに甘くないですよね。
世の中には形だけの労働組合と言う事も十分あります。
実際オットとヨメが最初に働いた病院は形だけの労働組合でした。(私は加入していませんでしたが…)
理由の一つは公務員だったからだと思っています。
公務員の労働組合
公務員(地方公務員)の労働組合は一般企業の労働組合と何が違うのか…。
一番はベースアップ交渉が通りにくいことにあります。
これは想像できると思います。公務員の給料と言うのは基本的に税金から支払われています。その中で給料がベースアップしようものならやはり非難は避けられないと思います。
もう一つは労働組合が二つあることです(すべての自治体ではありませんが…)
公務員の労働組合は以下の二つです
- 市職員労働組合(市職労)
- 全日本自治団体労働組合(自治労)
公務員として入職した場合このどちらか、または両方あると思います。(二つの場合はどちらかに入会する事を薦められます。本当はダメですが強制される自治体もあります。)
なぜ二つあるのかはご想像にお任せします。
以前の職場はこの二つが混在していました。結局在職していた数年間労働組合が何をしていたかほとんどわかりませんでした。(会報も当たり障りのないことだけ書いてましたね)
こう言った事から公務員の労働環境は変化しにくいと言うデメリットがあります。
労働組合はあったほうがいいの?ないほうがいいの?
結論はあったほうがいいと思います。
ブラック企業と言うのは往々にして労働組合が無いか、全く機能していません。
志望企業の労働組合がどのような活動をしているのか、交渉実績はどうなのか、そもそも労働組合はあるのか。そういったことを把握しておくこともホワイト企業へ入職(転職)する近道だと私は思います!(`・ω・´)
それでは今回はこれで!