オットブログ / 医療

救急外来

どうも!オットです!

リンタロウだワン!

今日は題名の通り救急外来について説明するよ!
早速だけどリンタロウは救急外来って知ってる?

知ってるワン!
急病の人が受診する場所だワン!
救急車もここに運ばれることが多いって聞いたワン!

その通りだね!
じゃあ急病ってどういう状況だろう?

う~ん・・・
夜とか突然お腹が痛くなったり、お熱が出たりしてどうしようもなくなった時だワン?

そうだね!一般的にはそれは急病になるね。
でも医療では少し捉え方が違ってくるんだ。

普通の人と医療者の間で解釈が違うのかワン!?

うん。そもそも医療で急病と言う言葉は使わないんだ。
救急外来で行うことはその患者さんが緊急性のある病気や状態かを判断(診断)して応急処置することなんだ。
だからもし急病と言う言葉を使うとすると
急病=緊急性のある病気
となるね

なるほどワン・・・。
難しいワン・・・。

一般の人は難しく考えなくてもいいよ。
自分が急病だと思ったら、迷わず受診したらいいし、わからなくても受診することをお勧めするよ。
じゃあ救急外来についてもう少し詳しく説明するね。

皆さんは救急外来はどんなところを想像されますか?

たぶん救命病棟24時(江口洋介主演のドラマ)やコードブルー(山口智久主演のドラマ)のようなところを想像されたんじゃないかと思います。

もちろんあれも立派な救急外来になります(`・ω・´)

ですが実はドラマに出てくる救命病棟は3次救命と言う部類に入る救急施設です

そうです!救急施設は大きく分けて1次~3次に分けられます。どのような違いがあるのかを説明していこうと思います。

初期(一次)救急医療施設

病気やけがの程度が軽い人(軽症者)が受診するところで、一般的に休日診療所などがそこに当たりまます。わかりやすく言うと入院の必要のない患者さん(風邪など)が休日や夜間などに受診されるところです。

二次救急医療施設

一次救急医療施設の機能に加えて入院施設や緊急の手術などが行える施設で、入院が必要となる患者さんが受診するところです。

三次救急医療施設

2次で対応できない重症患者が受診するところになります。一般的に救命救急センターと呼ばれるところはこの三次救急施設にあたります。

この救命センターにも分類があって地域救命救急センターや高度救命救急センターなどがあって、ドラマで見るのはこの高度救命救急センターになります(^^)

難しいワン・・・結局のところどこを受診するのが正しいワン?
考えるのが面倒だから最初から3次救急施設に言ったらいい気がするワン・・・

そうだね・・・。
一般の人が症状から考えて受診先を決定するのはとても難しいね。

わからない場合はとりあえずは1次救急施設(又は2次救急施設)に受診することをお勧めします。そこで医師が重症度の判断をし、必要であれば2次や3次の病院に紹介していただけます。

また、救急車を呼んだ際は、救急隊の判断にお任せください。

なるほどワン!わかったワン!
因みに前に医師には専門があるって言ってたけどどんな先生が働いているのかワン?

お!リンタロウ鋭い質問だね!
救急外来は色々な患者さんが受診するので色々な状況に対応できる技術や知識が必要なんだ。
救急外来には救急専門医の資格を持って治療に当たっているのが一般的だけど、病院によっては医師不足だったり専門医がいないため、他の科の医師が当番で救急の担当していたりするよ。
後、大きな病院では研修のために研修医が救急の当直をしていたりもするね。

研修医まで担当しているのかワン!?
それは大丈夫なのかワン!?

もちろんそういう病院はしっかりとアドバイスできる専門医などが別に当直をしていたり、環境を整えていたりするから、全く専門じゃない先生が見るよりは逆に安全だったりすることもあるよ。

なるほどワン・・・。
救急だからこそ誤診とかあると怖いワンね・・・。
よくすごく雑な対応をされてお家に帰ったけど、症状が続くから次の日に病院に行ったら、入院したって話も聞くワン・・・。

そうだね・・・。対応の悪い医師は確かにいるね。
ただ雑な対応は悪いけど医師の帰宅と言う対応が誤っていたとは言えない部分があるよ。

そうなのかワン!
すごく悪そうなお医者さんに見えるワン!

注目するところは次の日に再受診しているところなんだ。
さっきも救急外来がどんな所かを話したと思うけど、救急外来は患者さんが緊急性のある病気や状態かを判断(診断)して応急処置するところだよね。その患者さんが緊急性があるかどうかなんだ。

次の日入院したということは緊急性があるということじゃないワン?

一概には言えないけど、逆に言うとこの患者さんは「次の日まで家で様子を見れた状態」と言うことになるよね?
「今日入院の必要はないけどもっと専門の先生の判断が必要だから必ず明日専門病院に受診しなさい。」
恐らくこんなことを言っていたかもしれないね。

何度も記載しますが、救急外来は緊急性があるかないかも判断と応急処置をする場所であって、病気の治療をするところではないということを皆様も念頭に置いて受診してください。

そして受診してもそれは大丈夫と言うことではなく、夜間なら翌日、休日なら平日に症状が続くようなら必ず一般の病院やクリニックに受診するようにしてください(`・ω・´)

以上が救急外来のお話になります。

もちろん我慢する必要はないのでおかしいと思えば迷わず受診をしてくださいね!

※2020年5月現在では新型のコロナウイルスが流行しています。急な発熱や呼吸困難などの症状がある場合は受診をお勧めしますが、必ず保健所又は受診予定の病院に受診しても大丈夫かを連絡してください!

また不要不急の救急受診もお控えください。救急外来は高齢の方や、治療などにより免疫機能が落ちている方も受診しています。あなたの行動が自分や周りの方を守る行動につながります。どうかよろしくお願いいたします。

それでは今回はこれで!

いつも長い記事を読んでありがとうワン!

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投稿者

nursefufu.0506@gmail.com

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