オットブログ / 医療 / 日常 / 看護師・医療者向け

叱る・怒ると言う事

どうもオットです!
急に寒くなってきましたね・・・。
コロナは落ち着いていますが今年はインフルエンザも流行るかもしれないとか・・・
十分お気を付けください

もっちゃ・・もっちゃ・・もっちゃ

こら!リンタロウ何を口に入れてるの!?
ダメだよ!出しなさい!

は!
見つかったわん! もっちゃ・・・
な・・何も口に入れてないワン!

嘘つかないの!
ほらこんなもの口に入れて!危ないよ!

ごめんなさいワン!

オットもヨメもおこりんぼうだワン!
もっと優しくするワン!

今日もリンタロウは悪戯をして私たちに叱られる毎日です。

皆さんは誰かを叱ったり怒ったりしたと言う事はありますか?

恐らく「ある」という方の方が多いのではないかなと思います。

特にご家族内で叱ったり、怒ったりするという事が多いですが、職場内でも後輩を叱る・怒ると言う事もあるのかなと思います。

ですが昨今のハラスメントの時代・・・。

叱ると言う事もとても難しい時代になっていて、怒り方・叱り方にも十分気を付けないといけないですよね?

皆さんも後輩や新人社員・職員に対して教育をする際に怒りたくなる事もあるでしょうが、アンガーコントロールをして出来るだけ感情的にならず、わかりやすく説明していることと思います(`・ω・´)

今回はこの叱る・怒るという事を看護師の職業として必要なのか、不必要なのか私個人の意見をお話ししたいと思います。

結論から言いますと、私は叱る・叱られると言う事は(特に看護師として働く上で)必要だと思っています。

新人から見た先輩・上司

ではまずその前に新人職員(看護師)から見た先輩の印象とはどのようなものでしょうか?

皆さんも一度は(新人)と言うものを経験していますよね?部活・バイトなどなど・・・

なので最初皆さんがどのような気持ちをっていたか・・・それが一番の答えになるんじゃないかなと思います!

例えば・・・

  • 新しい環境の中にいる人たちはどんな人だろう・・・怖くないかな?
  • あの人なんか雰囲気が怖い・・・近寄りたくないな・・・
  • あの人は優しいから困ったら聞きやすそう・・・

こう言う感覚なのかなと思います。

逆に先輩・上司から見た新人はどうでしょうか・・・?

先輩・上司から見た新人

  • あの子はなんだか暗くてこっちが話しても目を合わせてくれない・・・ちゃんと聞いてるのかな?
  • あの子元気はいいけど言葉遣いがちょっと・・・私友達じゃないんだけどな・・・
  • あの子は何かあったらすぐに聞いてくるけどちゃんと勉強してるのかな?
  • あの子はすごく仕事に積極的でとてもいい感じ

こう言う感覚もあると思います(;’∀’)

二つの印象を見るとどうしても対人となると不安やマイナスの印象を持つことが多かったりします。

特に新人はその傾向が強くなります

だってそうですよね、ただでさえ初めての環境で知らない人がほとんどの中で自分たち以外は和気あいあいとお話をしたりできているんですから。

正直最初の方は置いてけぼり感は否めないです。

こういう環境の中で叱る・怒るという行為はとても新人には辛いものがあります。

そのため、信頼関係を築くと言う事はとても重要な項目となります。

信頼関係

ですが、信頼関係が築けたからと言っても新人が傷つかないわけではありません!

人は怒ったり叱ったりすればその相手は必ず傷つきます!

このことを忘れていたり、わからない方が結構います・・・(;´・ω・)

もちろん傷つく度合いには個人差があるので一概には言えませんが・・・(これを俗にメンタルが強い・弱いとか言いますよね!)

ただ信頼関係を築けている間柄の場合怒られると怒られた相手はなぜ怒られたのか考えてくれるはずです。

そのため、信頼関係を先に気づいておくことで相手のメンタルの消費を最小限に抑えることが出来たりします。

「嫌いな人と信頼関係を築くなんて無理」

ごもっともな意見です。正直これは半分はキレイごとです。現実的ではありません。

そもそも今の職場ではあまりにも先輩と新人との間で考え方に大きな溝があるのは確かなので、お互いが歩み寄ると言う事をしないと、恐らく上手くはいかないでしょう。

ではここからは新人看護師には辛いお話をさせていただきます・・・。

ただし、これは私個人の意見ですので看護師の皆さんすべてがそう思っているわけではないと言う事をご理解ください。

最近の新人の特徴

よく今どきの若い者は・・・

なんて言葉よく聞きますね。もちろん年代ごとにどうしても特徴と言うのは変わってきています。特に最近の新人は怒られると言う事(特に対面して)に大いに耐性が低い状態にあります。その理由として・・・

  1. SNSの普及で相手と対面して話すことがなくなった
  2. ハラスメント問題の過激化で親だけでなく先生・先輩が怒らなくなった。

例えば会話で話をすれば相手の表情や声のトーンなどで相手の気持ちを察することが出来ますよね?

ですがLINEではそれが難しいです。嫌な気分になれば既読スルー・・・。相手がその気持ちを知られたくないと思えば未読スルーです。

これでは相手がなんで嫌だったのか・・・そもそも嫌だったのかもわからないと言う事になります。

叱る・怒るとは

SNSはとても便利ですよね。

仲のいい相手が今どこで何をしているのか画面を開けばわかりますし、電話で話すというわけではないので、昼夜問わず周りの目を気にすることもほとんどないです。

SNSは「自分たちの世界」が簡単に作れるツールなんです。

でも、お父さんやお母さんはそれをどう思ってるでしょうか・・・?職場の人は?学校の先生は?

「そんな周りを気にすることに何のメリットがあるの?お互いがいいと思ってるからいいよね?その行為が人に迷惑かけてる?かけてないでしょ?」

うん!その通りです!ごもっともです(`・ω・´)

でもちょっとイラっとしましたよね?自分(達)の行動や考えを否定されるってとっても「嫌」ですよね?

このように叱る・怒るという行為の裏には必ず「嫌な事」があります

怒らる・叱られる理由

先輩も同じなんです。

職場と言う自分(達)のコミュニティーの中に新しい人が入ってきました。そこには(自分が思う)ルールがあって、新人の人にもそのルールを教えないといけない。でも覚えてくれない。「嫌だ」

そして叱ります。

でも新人は(自分が思う)ルールには従ってるはずだしなぜ怒られたかわからない。「嫌だ」

この二人には大きく行き違いがありますよね。

恐らくお互いが思っているルールには行き違いがあります。

ですが!そこは実はそこまで重要ではありません(;’∀’)

重要だったのは新人が「なぜ怒られたかわからない」と思ったことです。

新人は少なくとも先輩がなぜ怒ったのかを少しでも考えていますよね?

これってとてつもなく大事なんです。

これの何が大事なんでしょうか・・・?

考える事

今まで叱られたことのある人はきっと叱られた後にこの人が叱った理由を少し考えますよね?

「別にそんな悪いことしてないのにそんなに怒らなくてもいいんじゃない?」

とか

「きっとこういう事をしたからあの人は叱ったのかな?」

とか・・・。

人の感情の変化について考える事は対人業務ではとてつもなく重要になるんです。

先輩が「なぜだと思う?根拠は?」と聞いてくるのはとても嫌だと思います。

ですがその裏にはこういった考える力を養う目的もあったりします。

「じゃあ別に怒らなくてもいいんじゃない?怒らなくても考える力だって養えると思う」

正直言います。

無理です!

だって怒られたことのない人が怒っている人の気持ちは絶対にわからないからです。

「相手が怒らなければいいだけじゃないの?」

確かに相手が怒らなければいいです。今の職場と言うのは、基本的に怒ったり叱ったりをしないように指示しているところさえあります。

でもね・・・

看護師が相手をするのって誰ですか・・・?

患者さんですよね?

人の性格は十人十色

患者さんは色々な方がいます。

それこそ善人~悪人まで・・・

性格も様々で怒りっぽい人もいれば何をしても仏のような顔をして怒らない人もいます。

本当に色々な人がいます。

正直私も人格を疑うような最低の患者さんも何人か見てきました。

ですがその人を怒らせてしまえば周りの人(他の患者さん)に迷惑をかけてしまうので、どれだけイライラされている方(どれだけ怒鳴られても)でも落ち着いてもらうように対応していかなければなりません。

それこそ、その人の顔色をうかがいながら・・・。

「この人はきっとこれをしたら嫌だろうな(怒るだろうな)」

そういう事を考えながら業務をしていきます。

・・・いやですか?我慢できませんか?

酷な事を言いますがこれが我慢できないなら正直看護師や接客業にはむいていないと思うので、転職をお勧めします。

もちろん患者さんの好きなようにさせていいというわけではありません。

看護師は接客業ではありません。

悪いことは悪いと言わなければいけませんし、その患者とって嫌な事でも、医療的に必要なことであればやってもらわなければなりません。

そういう時に考える力や事前に怒られる・叱られると言う事を知っていればある程度の耐性がついているので、対応もしやすくなります。

新人の頃はまだ先輩が助けてくれるのでいいと思います。ですがあなたが先輩になった時、後輩がそんな状況になっていた際、どうしますか?

無視しますか?きっと後輩は「嫌だ」と思うでしょうね。

お互いの気持ちを考えることはその先の行動を考える力になります。

そして叱る・怒ると言う事はその人の考える力を養う一つの手段になると私は考えています。

もちろんどこかの教育者が叱らない教育を掲げているのを知っていますし、社会全体もそういった方向に進んでいます。一定の成功も遂げているので否定もしません

度が過ぎる叱りを容認するわけでもありません。

ですが今までに怒られたことがない・叱られたことがない人が看護師になった時その人は本当の意味で患者に寄り添った看護が出来るのでしょうか

医療はその人の命やその後の人生を預かる仕事です。看護師には免許があり責任もある仕事です。

間違っていることを間違っている。それがわからない場合は叱るこれは至極当然のことと思います。

もちろん理不尽に怒られることはよくないことですし、もし怒られた時にそれが自分の中で理不尽と思う場合は他の先輩に聞いてみて下さい。

あまりいい反応がない場合はあなたが怒られたその内容はその職場でのルールとは大きくかけ離れていると思っていただいていいと思います。もしそれがどうしても納得いかなければ職場を変えた方がいいかもしれません。

では今回はこれまでにします。

最近オットは重たい話ばかりなので、次回こそは楽しいお話をかきたいと思います(;’∀’)

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投稿者

nursefufu.0506@gmail.com

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